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って、それほどのことでもないですが。入学した直後にローカルテレビのインタビュー受けました。そんで、映ってました、ばっちり。――いや、私は見ていないのですが、たまにね、言われるんですね。

「テレビでとったやろ」って。

今日も言われました。中学校時代の友人にorz高校生向けのテレビなのに、みんな、見過ぎだよ!もう君たち社会人や大学生さんでしょうが!まったくもー!
いや、いつもテレビに出てるアナウンサーさんが見れて興奮して、調子に乗って気軽にインタビューを受けたのですが…いざとなると、自分馬鹿だなって思います。
今日も学校の帰りにテレビ撮影してるの見ました。何か宝くじ売り場の前でアナウンサーさんが話していらっしゃいましたよ。でも、知らん顔のアナウンサーっぽかったので、はしゃぎはしなかったんですけど(知ってたら、はしゃぐ田舎モノ)

今日の英語の講義はどうしようかと思いました。
普通、“cat”とか、具体的に数えられるモノには“a”と付けて“a cat”で文章に用いるモノなんですけど。
今回の例文にはその“cat”には“a”がなくて。“a”がつかないものはすなわち、形のない、具体的に数えられないモノなんですね。
それで、何で猫が数えられないかというと…



例文訳:トラックでひかれたので、道にぺしゃんこになった猫がいる。

先生「要はスプラッタですね。で、形がないわけで――」



…おいおいおいおいおいおいおい!!何考えてるんだ、先生!そんな例文、いいのか!?いや、わかりやすいですけど、いや、でも…
先生が淡々と話す姿が、どうにも怖かったです。


そして、その授業の直後。私はブルーベリージャムどろどろのとてつもなくえぐい甘さの、カジノというパンを昼食に食べました。どろどろでも、あんなもんじゃ連想しないよ、私は!負けないよ!(は)
にしても、甘かった…甘党じゃないので、きつかった…何か気になってたから、買ったんですけど…興味だけでどうこうできるもんじゃなかった……そのあと、鮭おにぎりと華麗パン(本当の名前)で口直し。友人ごまに食べ過ぎじゃないかと、遠回しに言われた気がします。うん、食べたね、かなり。

話は変わって。ちょっと面白いこと。
今日、朝の電車内で地べたに座って、寝てる馬鹿者(わかもの)がいたんですけどね。寝ていたようなんですよ、どうやら。
そしたら急ブレーキがかかった途端!

ころん。

倒れてやんの!ぷぷ!
でも、その後、何事もなかったかのように起きあがってまた寝ていたので、やっぱり、馬鹿者は馬鹿者です。
皆さん、本当、地べたに座るの、よくないです。朝は午前中でも乗る人が多いんだから!

ずいぶん前にかいた二次創作(ノマカプ)の小説を一般人向けに書き換えてみました。
また戦争ネタ。戦争は反対です。もちろん。でも、正直言って、かきやすい…ある意味人の感情がむき出しな空間なので。

Champs de Fleurs(花畑)

いつか君と出かけたあの丘へ
今日、この子と一緒に行くよ。



夏のある日。片田舎の道を父と娘が二人歩いていた。
男は夏の強い光に目を細め、汗を拭いながらも、平気そうに歩いていたが、遅れて歩く娘の方は暑さに既にやれているらしかった。

「お父さん、暑い…」
「もうちょっとだから。我慢しなさい」

そう言って男は、さっき代わりに持ってやった娘の水筒を取り出し、あまり冷えたとはいえない水を注いで、娘に差し出した。

「別にお水、欲しくないもん」

娘はごねるが、男は首を振った。

「脱水症状になるだろう?こまめに水の補給は必要だ」

まだ四、五歳の子供にそんなことは理解できるはずはない。男は心の片隅で思ったが、そのうち分かるだろう、そんな雑なことを考えて結論づけた。娘は多少訝しげに眉をゆがめたが、素直に差し出されたものを受け取り、飲み干した。


男は、軍人として働いていた。男には多少、熱血的な性質を持ち合わせており、国のため、国のためと一生懸命な時期もあった。それなりに、偉いとは決して言えないけれど、地位も手に入れた。しかし、それもほんの一瞬の出来事で。少し昔の戦争で左手の自由がきかなくなった途端、前進は止まった。昇進もなく、男は年の割に、低い階級で、こそこそと国のために尽くしている。
今日は久しぶりの非番だった。男はとある目的で、娘とこの何もない片田舎に来ていたのだった。
別に男の故郷というわけではない。だが、決して無関係というわけでもない。
というのも、ここは男の妻の故郷だった。
故郷と言っても、もうここには妻の実家はないし、妻もまた数年前に死んでいた。――彼女も男と同じく軍人で、娘が生まれて一年ほどして、隣国との戦争で戦死したのだった。
どんなときも、美しい人だった。惚気というわけではなく、男はいつもそう思っていた。
佳人薄命、そんな言葉に当てはまる。
彼女は美しく、強い心の持ち主だったが、どこか存在が危ういところがあった。



「はい、お父さん」

娘の声に、男はふと我に帰った。娘は男に空になった水筒の蓋を差し出していた。それを受け取り、男は再び歩き始める。娘もそれに従った。

「本当に、ここ、お母さんの生まれたとこ?」
「ああ」
「…何も、ないね」
「そうだな」

仕方がない。ここは戦争に巻き込まれて、『何もなくなってしまった』のだから。
男は妻と、一度だけここに来たことがある。
既にその時は妻の帰る場所は無かったが、妻は見せたいものがあると言ったのだ。
今日はもう一度だけ、それを見にこようと思ったのだ。

「お父さんの行きたいところ、どこなの?」
「この道をずっと行った先だ。もう見えてる」

そう言って、男は指を差した。娘は夏の暑さにぶよぶよと揺れた先を目を細めて見つめる。

「…丘?」
「ああ」

あの丘に、突然、男は行きたくなったのだ。






「見て、あれよ」

娘が生まれる少し前、妻は夏の日差しに暑がる男の腕を引っ張って、先を示した。
指の先には夏の暑さに揺れた、黄色い塊があった。

「何だ、あれは」

不審そうに男が問うと、女は嬉しそうに答えた。

「向日葵の、丘」






「何にも、ないね」

丘に辿り着くと、娘の開口一番がそれだった。
確かに、その丘には何もなかった。
妻と来たときは、この丘を覆うように黄色の花――向日葵が、咲いていたというのに。
男は何も云わず、歩を二、三歩進めた。


ああ、戦争は、本当に何もかも、奪ってしまったんだな。


今更ながらに、そう思ってしまう。
愛する人も、そして愛する人の愛する場所さえも。








「小さい頃からのお気に入りの場所だったの」

向日葵畑の真ん中に立ちながら、あの日、彼女はそう言った。

「ここはいつも自然にこれだけの向日葵が、咲く。それを家族でいつも見に来て――楽しかった」
「そうなのか…」

これだけの黄色に囲まれて、男は何とも不思議な気持ちだった。暑ささえ、忘れてしまう。

「子供ができたら、ここに来ましょうね」

妻は少し照れながら云った。

「そうだな」

男はしっかりと頷いた。








突然来たくなったのは、ふとラジオで向日葵の花言葉を耳にしたからだった。
向日葵の花言葉――「貴方を見つめている」。何だか、それは今はもう見えることのない彼女の姿を描いたような言葉に感じた。
そう考えると、急に胸が苦しくなった。寂しさなど、当の昔に忘れていたと思っていたのに、もうどこにもいない彼女に会いたくなった。
そして、彼女の姿に溢れた、この丘に来れば救われる気がしたのだ。

「だが、間違いだったな」

男は自嘲気味に言った。


永遠などは無い。
彼女は死に、もう自分のことを隣で見守ってもいないし、全てあの世に持っていってしまった。
何も、残ってはいない。


男は自然と拳を握り締めた。

「あ……」

ふと、娘が声を上げた。

「お父さん、見て」
「ん?」

男はいつの間にか俯かせていた顔を上げ娘の指し示すところを見る。そして大きく目を見開いた。

「あれって、向日葵だよね?」

娘が興奮したように云って、それに近づいた。男もゆっくりと、それに――たった一輪だけ咲いた日の花に近づく。

「誰かが育ててるのかな?」

娘より少しだけ背の高いその花は、昔はそれなりにもよかっただろうが、今は花として咲くにはあまり適していない場所に咲いていた。多分、昔咲いた花の落とした種が、随分と頑張って、咲いたものなのだろう。――まるで、自分達が来るのを待っていたかのように。

「…――」

男はぽつりと何か呟いた。娘が顔を上げる。娘はすぐに分かったようだ。男が呟いたのは、妻の名、だと。



ああ、君は待っていたのか。見守っていたのか。



途端に安堵がこみ上げて、目の端が熱くなる。娘が心配して、顔を覗き込む。

「お父さん、悲しいの?」

娘の問いに、男は軽く首を振った。

「…何かを思い出した気がしてね、何だか…泣けてしまったよ」

娘は「そう」とだけ返し、父の泣き顔から逃れるように空を仰いだ。

「お母さんにも、この向日葵、見えてるかなあ」

男は涙を拭い、そっと答えた。

「ああ…きっと」




君の花は今でも確かに、ここにいるよ。
季節がどんなに世界を変えても
不変というものは、どこかにあるんだね。




エンド

ええっと、なぜ春なのに向日葵なのか…それはスルーしましょう。向日葵が好きなんです。ええ。
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