高校一年以来のシナリオ。

今日は二週間のストレスの発散のために、部活をお休みして、ごまと二人でおでかけしました。おかげでリフレッシュ！また来週から頑張りたいと思います……が、この前のバイトの時にシフトを確認するのを忘れて、今度の水曜日、何時からか分かりません！――確かめに、いかなければ……うぅorz何もない日に、バイト先にあまり逝きたくない…給料日もいつなのか、聞いていません。お小遣いが今日の活動で残り少し……ヤヴァイです(笑)

初めて劇をやってみて、久しぶりに脚本が書きたくなったので、昨日からかいてみました。某大賞に出す小説は全然進まないのに、こちらはなななんと、二日でかき上げちゃいましたよ……。載せてみます。興味があるかたはどうぞ。ギャグです。多分。
これ、先輩達に見て貰おうかと、考え中。この前、同じ一年生の男の子が先輩に自分の書いた脚本を見せていたので、こちらも負けてられません！
にしても、脚本は本当に久しぶりです。中学生の文化祭の劇で一度書き、それから高校最初の一年間、ラジオドラマの脚本を書いたりしていました。まあ、正直、脚本は初心者ってわけですよ。でも、実際に劇をやることで、前のように場面が思い浮かばずに書けないということはなくなりました。
ここは、こういうセットでこういう演技をしながらやるんだと、妄想(想像)しながら書けるようになりました。でもなぜか、小説が書けません…スランプ？
ああ、でも、スランプというのは、上手な人がなるものだと妹が言ってました。多分、最近本を読まなくなったので、文章力が枯渇しているんだと思います。こういうときに小説とかを読むと、まるで喉を潤したかのように小説が書けるようになるんですけどね……でも、最近、読みたい本がないというか。読む覚悟がなかなかできないというか……
大体私は、小説というヨリ、ラノベを読みふける、似非文学少女です。最近のラノベはあからさまに狙っているものが多い気がします。といいつつ、好きなラノベは何が何でも読みますが。

もうちょっと心のゆとりを持てるようになるまで、気長に待とうと思います。ゆとりがもてるようになれば、きっと自然に本も読めるようになるでしょう！
それまで、ちょこちょこ脚本でも書いていようと思います。台詞だけなら、ぽんぽん浮かびますしね☆


明日から二日間、社会福祉コースの合宿です。頑張ります。

井に振り回された、原田。

・原田拓(たく)
・臼井さん(♀)
・細井さん(♂)
・警察官
・板井

in原田自室
原田、電話している。

原田)そうそう！　本当に今日は災難だよ……あの板井だぜ？　よく告白してくる気にな　　るよなあ！　もちろんふってやったぜ。『あんたには興味ない』ってね。

(ドアの前に臼井、細井がやってきて)玄関のインターホンが鳴る。原田、少々迷
惑そうな顔をして、時計を見る。

原田)誰だ、こんな時間に？　……ごめん。誰か来た。また後でかけなおすわ。……はー　　い。

原田、ドアを開ける。そこには怪しい男女(臼井はスカートの長いセーラーでピコハン所持、細井はスーツにグラサン)
原田、ドアを閉める。

原田)…………今の、何？

細井、インターホン連打。

細井)ハラダサン、ムダナテイコウハヤメテデテキナサイ。
臼井)アナタハカンゼンニホウイサレテマース。
原田)……うっわ〜やばい。あからさまに変な人達だ。警察、呼んだ方がいいかな。

臼井)ハラダサーン！

細井、インターホン連打、連打、連打！

細井)ワタシタチ、FBI(言い慣れない感じで)デス。
原田)…………警察呼ぼ。

原田、携帯を取り出す。

原田)あの、警察ですか！　玄関先に変な奴がいるんですけど……はい、はい！　○○三　　丁目○○ビルです。早く来てください！

少しして警察やってくる。細井と臼井が見えない。不思議そうに首をかしげ、イ
ンターホンをならす。

警察)警察です〜

原田ドアを開ける。

原田)追い払ってくれましたか……って！

臼井、細井、原田に手をふる。

原田)何してるんですか！　早く追い払って下さい！　そこの二人ですよ！
警察)二人？　………はて。何も、いませんけど？
原田)いるじゃないですか！　物凄い存在感で！――あっ

臼井と細井、警察押し退け、部屋に入ろうとする。原田必死で食い止める。

警察)別にいませんけどねえ。……イタズラはやめてください。こちらも忙しいのですか　　ら。では。
原田)あ！　ちょっと！

警察、去る。暫しの沈黙。

臼井)細井さん、細井さん。『外国人には優しくしようグローバル』大作戦、見事成功し　　ましたねぇっ

細井)うむ。大分、私の作戦内容とは異なるがな。まあよし！
原田)よくねえよ！　お前ら一体なんなんだ！
細井)皆まで聞くな。野暮ったいぞ、ハラタク。
原田)ハラタク？
臼井)そ☆あなたは原田拓でしょ。略してハラタク！　細井さんがつけてくれたんだよ。
細井)うむ。光栄に思うがいい。貴様のヘンテツもない名前を一気に人気アイドル風に仕　　立ててやったのだからな。
細井)ま、名前が変わっても、顔のヘンテツのなさは変わらないけどね〜
原田)何様だ、てめえら！　ていうか、何で俺の名前を知ってやがるんだよ！
細井)だから皆まで聞くなといっている。これから、嫌と言うほどしるのだからな。
原田)はあ？
細井)臼井くん、例の物を。
臼井)はいはーい、注目！

臼井、紙を取り出す。

原田)何それ
臼井)死亡宣告状だよ☆
原田)シボウセンコクジョウ？

臼井、原田に紙を渡す。

原田)原田拓。生命保持期間、昭和○年○月○日〜平成十九年○月○日、二十年間。この　　日付をもって、上記のものを死亡人とする……？　――て！　今日じゃねえか！　何　　だこれ！　もしかして俺、死ぬのか！お前ら、猟奇的殺人犯かなんかか！！？
臼井)う〜ひどい〜。私達、そんな怪しい人に見えるんですか〜
原田)十分怪しいよ！
細井)うむ、落ち着くのだ、ハラタク。我々は貴様を殺しに来た殺人犯ではない。
臼井)そうそう！　私たちこそあの世の案内人……
細井)TTZだ！！！！！！

臼井、細井、ポーズ。
ばばーん的な効果音。

原田)TTZだと？　どこの国の組織だよ！　俺はマフィアでも国家的重要人物でもない　　　ぜ。
臼井)はあ？　何勘違いしてやがるんですかあ？あんたみたいなしょぼくれがそんなどえ　　らい人なわけないじゃん！
原田)あの、ぶんなぐっていいですか
細井)まあ、そう怒るな。寿命が縮むぞ
臼井)馬鹿だな〜細井さん、こいつ、もう屍同然ですから。
原田)ふざけんな！　まだこんなにも生命力に溢れとるわ！　大体、TTZて何の略なんだ　　よ！
細井)ほう、聞きたいのか
臼井)冥土の土産に教えてあげましょう！
細井)聞いて驚くな…TTZとは………『つれてっちゃうぞ☆』の略名なのだ！！！！

臼井、細井、ポーズ。
ババーん効果音。

原田)何かものすごく下らねぇええ！！
臼井)むむぅ！　失礼なっ！　名前こそふざけてるけど、立派なあの世の国家組織なんだ　　ぞ！　エリート死神しか就職できないんだぞ！
細井)ふむ。臼井くんはふざけていると思っていたのか…
臼井)なんのことですかあ〜？
原田)っていうか、死神なのか、あんたら！　だからあの警察官が見えなかったのか！
細井)案外飲み込みだけは早いようだな。
臼井)意外な長所だね
原田)つくづく失礼な奴等だな！
細井)我々は国家組織『つれてっちゃうぞ☆』の死神。細井臼井組だ。我々は死亡宣告状　　を出された人間の目でしか捉えることはできんのだ。
原田)ほそいにうすいに……何とも貧相なお名前で。
細井)だまらっしゃい！
臼井)細井さん、キャラが壊れてまーす。
細井)ごほん……名前はどうでもいい。問題は貴様なのだ、ハラタク。
原田)何だよ。俺はまだ死ぬ気はないぞ。体もぴんぴんしてるし。
臼井)それが問題なんだよ、ばあか。
原田)馬鹿いうな！　……で、何が問題なんだ
細井)うむ。実はな、お前は今日、車にひかれ、二十年の生涯を閉じる運命だったのだ。
原田)はぁ！！？　そんな悲劇、一度もなかったぞ
臼井)そうなのよ〜。あんたね、(しょぼくれのくせに)千年に一度の幸運な人間だったの　　よ〜。それで死期を回避しちゃったってわけ。
原田)今、何か聞こえましたけど。
臼井)気にしない
細井)まあ、普通は死期を通り過ぎたら、生命力が枯渇して、どちらにしても死ぬのだが。
臼井)あんたの幸運は、生命力の枯渇でさえ回避して、今は普通の人間と変わらない状態　　なの。
原田)どんだけラッキーな人間なんだよ、おれ。どうせなら、宝くじとか当ててくればい　　いのに…
臼井)そういうとこがしょぼくれよね。
原田)ほっとけ。
細井)というわけでだ、我々も困っているのだ。
臼井)そうそう！　だから、私達のためにも死んで下さい
原田)やだ
細井)オネガイシマスヨ。シャッチョサ〜ン。コノノママジャ、故郷ノママ達ニシオクリ　　デキナイネ。
原田)『外国人には優しくしようグローバル』作戦も駄目！　ていうか、どんな外国人キ　　ャラだよ。
細井)やはり駄目か。
臼井)最近の人間どもは心が冷たいですから。……仕方ない。無理矢理、回復した生命力　　を奪いましょう。
細井)そうだな

臼井、ピコハンを振り上げる。

原田)ふん。何を出すかと思えば玩具かよ
臼井)あ、馬鹿にしたな！！
細井)打たれてみるがいい。例え貴様がどんなに幸運な奴であろうとも、たちまち生命力　　を奪われ…
臼井)ちーん……ご臨終♪
原田)見た目可愛いのに、そんな凶器なの、それ！　こわっ！
臼井)じゃっ、いきまーす♪
細井)うむ、いきたまえ！
原田)ひ、ひいいぃい！　ちょ、待って〜〜〜〜
臼井)一思いにやってあげますから♪
原田)ぎゃああああ！

当たる直前。携帯がなる(趣味の悪い着メロだといい)

臼井)……ちっ

臼井、ポケットごそごそ

臼井)もしもし？　……え！？　緊急事態？　はい…はい！　分かりました！細井さん！　　大変です！！
細井)どうした、臼井くん。
臼井)今度はまだ生命保持期間があるのに、生命力が枯渇しちゃった人がいるみたいです　　ー！
細井)それは一大事だな！　早く行こう！
原田)おい、ちょっと待て！　俺はどうなるんだ！　ていうか、まだ死にたくないんだか　　らな！
臼井)あんなこと言ってますよ、細井さん。どうします？
細井)ふむ……ならば見逃してやる手もないわけではないが
臼井)何言ってるんですか、細井さん！

細井、臼井に近づき、内緒話

細井)……正直、俺、めんどい
臼井)いっちゃった…
原田)おい！　丸聞こえだぞ！　……まあいい。どうすればいい？
細井)簡単だ。今、死にそうな奴を助けてくれればいい。
臼井)そんなことさせちゃっていいんですか？

再び、内緒話。

細井)めんどいねん
臼井)細井さん、キャラが無茶苦茶になってますよ。まあいいや。そんじゃ、さっさとい　　きましょうか。

臼井、何か呪文を唱えながらピコハン振り回す。

臼井)ええい！　飛んじゃえ！

ピカピカっと光った後、暗転。
しばらくして再び明るくなる。そこは、何もない、屋上。

原田)……ここは？
臼井) どこかの屋上のようですね。
原田)あれ？　ここ、俺ん家のビルの屋上じゃんか。
細井)死にそうな奴はどこだ？
臼井)あの人じゃないですか？

何だか、今にも落ちそうな、女を指差す。

板井)もう生きている意味など、ありませんわ。
原田)あ、あれは！
細井)あれ？　知ってる人？
原田)あいつ、板井っていうんだ。今日、俺にこくってきた。
臼井)ほう。貴様も告白を受ける側に立つことがあるのか。
原田)うるさい。……でも、何であいつが？　全然病気じゃなさそうじゃん。
細井)でも、死にそうでしょ、今にも。生命力がないからって、病気になるとは限らない　　の。
臼井)生命力がなくなれば、事故や災害に遭いやすくなり、または自殺に追い込まれるこ　　ともある。彼女の場合、後者のようだな。
原田)何のんびり言ってやがるんだよ！　早く止めないと！
臼井)それは貴様の仕事だろう。私は疲れた。ここで傍観する。
細井)私もー。ま、頑張ってよ。彼女はちょっとした事故で生命力が枯渇しかけているだ　　けだから。何か刺激があれば、戻るかも知れないよ。
原田)この、職務怠慢人め！　……分かったよ。やればいいんだろ、やれば！

原田、板井に近づく。

板井)勉強も、運動も、恋愛も！　ああ、私(わたくし)は何をやっても駄目！　生きてる　　価値もないんですわ！　屑なの！　人間の屑ですのよ！
細井)何だか、とても痛い思考回路の持ち主のようですね。
臼井)だから、板井なのだろう。
原田)板井さん！　ちょっと待って！
板井)……はっ！　この声は、愛しの原田さま！
原田)そ、そう！　俺だよ。原田だけど……こんなとこにいたら、危ないよ。
板井)放っておいて下さいまし！　私は……愛しの原田様に見向きもされない私なんて、　　生きている価値など、ないのですわ！
臼井)ほお……どうやら、貴様のせいで死ぬつもりだぞ。
細井)人殺しー！
原田)部外者は黙ってろ！　……板井さん、考えすぎだよ。俺にふられたからって、世の　　中には星の数ほど男はいるんだし、そんなに悪く思いこむことないよ。
板井)私には原田さましかいらっしゃらないんですの！　だから……だから私、考えまし　　たのよ。私が死んで、原田さまを呪い殺そうと！　そうすれば、あの世でご一緒にな　　れるでしょう？
臼井)うわっ、本当に痛いこだ、この人。
原田)いや、あの、板井さん……俺、死ぬ気はないからね？
板井)呪いに意志など関係ありませんわ！　原田様は、私だけのものになるのです！
細井)考え方が半端なく恐ろしいな。おいハラタク。彼女の愛を素直に受け取ったらどう　　だ。
原田)それは無理です。怖い。
臼井)でしょうねえ。何か、何気ない顔でストーカーとかしそうだもん。
板井)お部屋を眺めて何が悪いのですか！　聞くだけの電話の何が悪いのですか！　盗聴　　も盗撮も一切しておりませんのよ！
原田)立派なストーカーじゃねえか！　あの無言電話はあんたか！
細井)一途で良い子ではないか。
原田)どこが！
板井)いいんです！　どうせ私なんて、ただの根暗なんですから！　死んで、手に入れれ　　ば、万事解決なんです！
原田)万事じゃないから！　俺が納得できないから！　だから、板井さん！　死ぬのだけ　　はやめて！　……ね？
板井)それはいくら愛しの原田様の頼みでも、聞くことはなりません。
原田)いや、聞いて下さい。
板井)……さよなら。
原田)ぎゃああああ！

原田、板井にしがみつく。二人でもみくちゃ。
臼井の携帯の着メロが鳴る。メールらしい。

臼井)む？
細井)臼井君、どうしたのだ。
臼井)その自殺、ちょっと待ったあああ！

二人の動きが止まる。

臼井)ハラタク、このメールを見てみなよ。その板井さんには頭が上がらなくなるよ。
原田)はあ？　何言ってんだ、お前。

原田、臼井の携帯を受け取る。

原田)今回のトラブルについての、解説……？
臼井)ＴＴＺからのメールだよ。ハラタクの死期回避、そして板井さんの生命力枯渇。何　　か可笑しいと思って、調べて貰ったんだ。
細井)いつの間に……
臼井)それはぁ、乙女の秘密です☆
板井)何？　何なのです、ＴＴＺというのは。というか、あなた方はどなたです？　愛し　　の原田様とどういうご関係ですの？　まさか……従者！　そんなぁああ！　従者だな　　んて！　きいいい、羨ましいいいいいい！
細井)最近の若者はマニアック思考だな。
臼井)細井さん、どういう意味ですか？
細井)大人の秘密だ。とりあえず、落ち着け、板井。我々はしょぼくれの従者ではない。　　とりあえず、煩わしいので、黙っていたまえ。
臼井)そうそう。もうすぐ、あのしょぼくれは貴方にぞっこんになるから☆
原田)しょぼくれ、しょぼくれ、連呼するな！
細井)さあ、ハラタク。先を読み給え。
原田)……ったく。なになに？　今回、原田拓の死期回避には、板井ゆめみが深く関係す　　ると思われる。……だって？　何だ、これ！
細井)なるほど。彼女は幸運の鍵だって言うことだな。
板井)私、鍵ですの？　原田様の道具なんですの？　きゃあ♪
原田)…………どういう、意味だよ。
臼井)つまり、今回、ハラタクが死期を回避できたのは、板井さんのお陰なんだよ。本当　　なら、ハラタクは午後一時半頃に、車にひかれて死ぬはずだった。
細井)貴様、そのころは何をしていた？
原田)何って…………あ！
板井)私が原田様に愛の告白をしていていましたわ！　原田様はきちんとアリバイがあり　　ます！　無実なのですよ！
臼井)何か、話をややこしくする人だな、この人。
細井)放っておけばいい。とにかく、そういうことだ、ハラタク。貴様が板井に告白を受　　けなければ今頃スプラッタだ。……幸運というのはな、誰か幸運の鍵となる相手がい　　て、成立するものだ。板井は命の恩人なのだよ。
臼井)細井さん、いいこと言うー♪
原田)いや、むしろ……不幸な鍵のような気が……
臼井)ひどーい！　命がけで助けてくれた人に、そういうこと言うの？　いくらあんたが　　幸運の人間でもね、死期回避なんて、滅多にできないの！　出来たとしても、幸運の　　鍵に何かしらの代償を支払うよう、要求されるんだよ！
原田)な、何だって！
細井)そう。それで板井の生命力が枯渇した。
原田)そ……そんな！
臼井)どうだ！　これで分かったか！　もう彼女には頭が上がらないでしょ。
原田)う、うう……
板井)そうなんですの？　原田様は、私に頭があがらない……と？　私がエス側なんです　　ね？
臼井)えす？
細井)気にするな。
板井)それでは、どんなに盗撮しても、盗聴しても、もう犯罪にはならないのですね！
原田)どうしてそうなる！
板井)原田様は、一生私の僕ですのね！　きゃあああ！　ゆめみ、幸せですわー♪
細井)おお！　あれだけ枯渇していた生命力が泉のようにわき上がっている！
臼井)愛が起こした、奇跡ですね！
原田)おい！
細井)うむ。約束通り、貴様を見逃してやろう。
原田)勝手に話を進めるな！

細井、死亡宣告状を取り出し、何やら書き直している。

細井)うむ。貴様の生命保持期間をあと八十年、伸ばしておいた。これで貴様も百歳にな　　るまで、死なん。
臼井)ちなみに、板井さんの保持期間も、本当は生まれて百年間だからねー。お幸せに。
細井)久々にいいものを見せて貰ったぞ、ハラタク。さらばだ！
臼井)じゃーねー！
原田)あ、こら！　待て！

細井、臼井、退散。

板井)原田様♪
原田)うわ！
板井)もう、放しませんわよ。この世でずっと一緒ですから☆
原田)ぎゃあああ！　だ、誰か、助けて下さいーっ！

暗転。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　完